私の2型糖尿病は「reverse」しているのか

糖尿病が reverse する、という英語の表現を見かけることがあります。

PBWFでもreverseするようですし、diabetes Code(糖質制限と間欠的ファスティングの本)でも、reverse と書いてあります。

PBHF(プラントベースのホイールフード これで糖尿病がreverseするらしい。詳しくはKさんのブログ「それでも生きていく」

私は、糖尿病が reverse する、の意味は、完治する、あるいは緩解する、という意味だと思っていました。
なお、完治と緩解の私なりの理解は以下です。

完治:病気が治る。健康な人と同じように生活して(食事療法、運動療法なしで)血糖コントロールが可能。糖尿病でないこと

緩解・寛解:病気の症状がない。完治と同じ状態。しかし(食事療法、運動療法なしで)通常の生活を続けていると、再発可能性はある。(不治の病、とか、症状で判断する病気(うつ病などの精神疾患など)に使う言葉)

アメリカでは医者でも、完治すると表現するのか、と半ばあきれていました。
(日本人の医師であれば、糖尿病が完治する、とはさすがに言わないと思うので)

が、私の勘違い というか プアな語学力による間違いだったようです。

「糖尿病が reverse する」とは

先日、Kさんのブログ「それでも生きていく」に、ファーマン博士(多分PBWH)のサイトの糖尿病のページのAsk the doctor医師(多分PBWH)と患者のQ&Aが載っていました。
一部を引用させてもらいます。

Q:患者
また、死んだ細胞はもう元には戻らないので二度とインスリンは分泌できないから、糖尿病はコントロールはできるけど治すこと
はできない、とも聞きました。そうなのですか?

A:ファーマン博士
「治る」の定義にもよります。たとえ、β細胞の機能がいくらか失われていても、ほとんどの2型糖尿病の人は健康的な食事をして標準体重になれば残ったβ細胞だけで、糖代謝を賄えます。
そうなると、薬なしで正常な(非糖尿病の)血糖値を維持できます。
しかし不健康な食事に戻り、体重も増やすと、糖尿病は再発するかもしれません。

言葉の定義に議論の余地はありますが。私はそれを「リバース(逆転)」させたと見なします。

この博士の言う リバース とは、食事療法を継続する限りにおいて血糖コントロールが概ね正常な値でできていることを言っているようです。
また、reverse は、定義が決まっている用語ではないようです。

そこで 「diabetes reverse 」でググってみました。

それほどたくさんのサイトを見たわけではありませんが、「糖尿病を reverse する」の定義を書いているものは見つかりませんでした。

reverse は、逆にする、という意味ですが、ひっくり返す(例えば、reverse a decision 判決を取り消す)という意味にも使われます。

「糖尿病を reverse する」の定義はないものの、広い意味では、どんどん悪くなる糖尿病が逆方向に進む(≒血糖コントロールが良くなる方向に進む)という意味もあり、よく使われているのは、血糖コントロールが正常の状態(糖尿病と判断されないレベルになる)ことを意味しているようです。

完治、ということではなさそうです。

糖質制限で、血糖コントロールが糖尿病領域でない状態になっていれば、「糖尿病が reverse した」といいことになりそうです。diabetes Code(糖質制限と間欠的ファスティングの本)の著者もそのような意味で使っているのでしょう。

私の糖尿病は「reverse」しているのか

さて、そのような視点で、私の糖尿病はreverseしているのか、とみると

・HbA1cが、糖尿病発覚時の9.6から、直近5.7になっていることは、reverse(改善している)といえる

・直近のHbA1cは5.7で、reverse(血糖値が正常)と言ってよい
・クリニックでの空腹時血糖値は125前後であり、reverse(血糖値が正常)とは言えない

総合すると、空腹時血糖値が下がれば、「私の糖尿病はreverseした」といってよいのではないかと思います。

一方で、違う立場から見れば

ブドウ糖錠剤実験では24gでピーク196であり、耐糖能は改善しておらず、「reverseした」には程遠い

と言われるのかもしれません。

血糖コントロールを正常なレベルで維持することが reverse であり、それが合併症を引き起こさないのなら、
このまま糖質制限で reverse をめざす、ということでよいではないか、と思ったりしています。

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