糖尿病治療薬を使うか使わないか

タケカンさんから、治療薬に使用についてコメントをいただきました。
薬を使うか使わないか、私以外にも悩んだり試行錯誤している人がいるのだと、少しほっとしたり、では自分の場合は、と考えを整理したりしています。

薬を飲んで比較的自由に食べるのが良いのか、薬を飲まずに節制するのが良いのか少しの間悩んでいました。
病院の先生は糖質は体に重要な栄養素だから糖質制限は否定しないけど、スーパー糖質制限はやめた方が良いという考えのようで、ある程度納得する部分もあったので最近は以前よりかなり糖質を取るようになりました。

薬を使うか使わないかの判断に影響の要因として、タカケンさんは

・自由に食べる
・糖質は体に重要な栄養素である

の二つを考えていらっしゃるようです。
自分はどうだろうか、と考えると

自由に食べる

糖尿病治療にどこまで不自然な節制を行うのか、というライフスタイルの視点のように思います。

私の場合、家での食事は、奥さんが作るおかずが限定されたり食材の糖質を考えたりかなりの負担をしてくれているからという側面が大きいですが、不自由を感じずおいしく食事できているので、血糖コントロールのために15g/食程度の糖質制限で問題なしです。

外食の場合は、不自由を感じる場合があります。特に旅行や家族との外食で食事が楽しみの一つの時に、私を気にして家族が楽しめない、となるのが困るというか気になります。気を遣うな、といっても自分が逆の立場であればあれこれ気にしてしまいます。そこで、最近はそのようなときは薬に頼って、普通食に近い(といってもカレーライスとか丼もの、とかは避けますが)食事をしています。

私は、薬は体に良くない、という考えを持っていますから、なるべく薬は使わないのですが、大げさに言えば家族の楽しみを奪ってまで自分の治療を優先する生活はしたくない、自分の楽しみを失ってまで薬を使わないポリシーを優先したくない、ということです。

あまりに血糖値が高くなりそうなことは避けていますが。

結局、糖尿病治療と自分の生活スタイルや好みをどう折り合いをつけるか
、の問題で、これは何が正しいという話ではないなあ、とあらためて思います。

糖質は体に重要な栄養素である

これは、何を信じるかの問題だと思っています。

糖質制限で10年以上健康を保っている江部先生やモン吉さんのケースから、私は自分の糖質制限も危険性が低いのではないか、との仮説を持っています。あくまで仮説です。江部先生やモン吉さんに良くても自分に良くないかもしれないし、江部先生やモン吉さんも都下の食事療法でもよい結果が得られたかもしれません。

糖尿病発覚以降勉強して自分なりの今のところの結論は、乱暴ですが、医学は食事と長期的健康について解明していない、かつ、解明していないのに医師たちはあたかもこれが正しいと”押し付ける”ということです。なので自分の血液検査のデータや体調などを確認しながら自分で決めてやっていくしかない、と思っています。

私は、少しは筋肉をつけたいと思っていて、筋肉をつけるには糖質をとらないといけない、と思っていましたが、アメリカにはケトジェニックのボディービルダーもいるという情報を知ってからは、筋肉をつけるのも糖質が絶対必要なのではなく、様々な食事のアプローチがあるのではないかと思うようになっています。

食後高血糖とHbA1c

ですので場合によっては血糖値が200を超えることもあるんですが、あまり気にしないようにしてその後運動すれば良いかくらいに思っています。
200をたまに超えるけどHba1cは6程度って果たして血管への悪影響を気にする必要があるのかないのか思考していますが答えはないようですね。
病院の先生はHba1cだけを気にしていますので、「引き続きこの調子で」と言う感じなんですが。

200をたまに超えるけどHba1cは6程度って果たして血管への悪影響を気にする必要があるのかないのか

これは私もときどき考えます。
もちろん、HbA1cが5%程度でかつ食後血糖値が160を超えない、の方がより安全であろうとは思います。
しかし一方で、
日本糖尿病学会の指針の根拠とされる熊本スタディでは、合併症を発症させない、進行させない値として
・HbA1C:6.5%未満
・空腹時血糖値110未満
・食後2時間値180未満
となっています。
ただし、研究の追跡期間は6年ですから、10年、20年の長期にわたる検証結果でありません。

カロリー制限で薬を使ってHbA1c6.5だと、食後血糖値200超えは頻発しているのではないかと推定できます。

それでも合併症が発生しないのであれば、たまにだったらいいんじゃない?という気もします。そもそもどれだけ気にしたって糖尿病発覚前の高血糖の記憶で合併症とか心筋梗塞とか発症することもあるだろうし、、、、。

これも何を信じるか、ということになってきそうです。

少なくとも糖尿病専門医が食後血糖値や血糖値変動を指標としていないこと(HbA1c だけで見ていること)に明確な根拠はないと思っています。

で、私は、通常は食後血糖値160未満を目標にします(これはこの程度ならおおむね達成できるから、という現実的目標です。
外食で160をあきらかに上回るであろう日は薬を飲むことにしようかと思っています。薬を飲む基準は結構あいまいではあります。

DDP4阻害薬の効果

今年初めにHba1cは5.5まで下がって一旦薬をやめたんですが、やめてから5.9まで上がったので、もう少し気にせず糖質を取りたいと思って今はグラクティブだけを飲んでいます。
しかしグラクティブよく効いています。
あるとないとでは平均値がかなり違うと実感しています。
特に食後数時間後と運動後の落ち方が全然違うなと感じています。
今のところ、薬を飲んである程度糖質を取りながら様子を見ていこうかなという結論になっています。

グラクティブは私は使ったことがありませんが、私が処方されたネシーナと同じDPP4阻害薬ですから、まあ効果は同じようなものだろうと思います。

私の場合、ネシーナは食後高血糖のピークを10~20下げその他は効果を感じていないので、タカケンさんとは随分効果が違います。ただ、私はネシーナの効果を測定することを目的にした実験を行っていないので、自分への効果も明確にこうだ、と断定はできませんが。

DPP4阻害薬については、処方されたものが余っているので、たまに使う分にはいいか、と思って使っていますが、積極的には使う気にはなれません。理由は、

DPP-4阻害薬の心血管疾患に対する効果は、プラセボと同等という研究結果が出ている

「DPP-4阻害薬には多くの膵外作用 (心血管系、骨代謝、免疫系など) があり、 長期投与による新たな副作用出現に注意をしなければならなくなりました」と医師が指摘している
(そもそも糖尿病治療薬は長期使用の安全性が検証されなくても新薬として認められるので、長期の安全性は患者がリスクを負うしかありません)

などによります。

DPP4阻害薬-糖尿病治療への効果はどの程度あるのか
私が最初に処方された薬はDPP4阻害薬のネシーナでした。当初2週間ほどは飲んでいましたが、硬質制限で血糖値が下がったので、その後はほとんど飲んでいません。改めて情報を集めて効果を考えてみました。

単純化すれば、効果はないが副作用の危険のある薬、ともいえるわけです。
(そういう見方もある、ということで、それを強く主張したいわけではありません)

とはいえ、血糖値を下げる効果はありますから、DPP4阻害薬で下がる程度の血糖値変化では心血管疾患への影響がない→もしかしたら合併症にも関係ないかもしれない、とも考えられます。

薬の使用―正解は?

タケカンさんは、DPP4阻害薬を使って、糖質をある程度とる方法

ホリデーは、15g/食の糖質制限 + 外食時にDDP阻害薬+SGLT2阻害薬を使用することがある
(加えて、空被覆時血糖値対策としてメトホルミンを継続使用中)

です。さて、どちらが正しいのでしょうか。

結論は、

人それぞれ正解が異なる(症状も異なれば、生活スタイル・嗜好も異なる)

その人にとっての正解もわからない(今までうまくいったという実績があるだけで将来は保障されていない)

だと思います。

タケカンさんと私は行っている方法は異なりますが、糖尿病への対処について似ていることがあるように感じます。タケカンさんの考えを確認したわけではないのであくまで私の印象ですが

・自己血糖測定を行い、それを指針の一つにしている
・糖尿病治療に正解がさだまっていないと考えている
・自分の取ってる方法も状況により軌道修正はあり得る
・どうしたいか(糖質を取りたいとか)を重要視している

などです。タケカンさんのコメントをお借りして今の自分の考えを再整理しました。

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