血糖測定器の使い方、血糖測定のノウハウ-初心者向け

*この記事は、糖尿病発覚後約4か月、HbA1cが6.8に改善した時点で書いたものです。2か月後、HbA1cが6.0でほぼ安定した時点で書き加えています。

血糖測定器の使い方、血糖測定の方法は、インタ-ネットに情報が少なく、試行錯誤で学びました。採血する部位、ランセットの使用回数、などだ血糖測定に慣れていない方には参考になると思います。

1.測定の頻度-どのように、何回位測定すればよいのか

食後血糖値のピーク時を知る

ピーク時の血糖値を知ることにより、食事でとる糖質量のコントロールができます。また、食後の運動による食後高血糖の抑制にも役立ちます。

ところが問題は、食後の血糖値のピークがいつなのか、です。食後1時間なのか、もっと手前なのか、食後2時間なのか、個人によって異なります。食べるものによっても異なります。

また、食後どのくらいの時間で血糖値が空腹時血糖値まで下がるのか、これも把握したいところです。

以下は私が実施した方法です。
最初は食後1時間、2時間、3時間、4時間の4回測定を何度か実施しました。

私の場合は、当初は4時間経過しないと空腹時血糖値まで下がらなかったのですが、最近(糖尿病発覚4か月、HbA1C6.8の状態で)は3時間で空腹時血糖値まで下がるので4時間値を測定することはありません。

ピーク時血糖値がいつか(食後何分なのか)を知ろうとしてさらに細かくいろいろ試してみました。これは難しかったです。理由は、同じ糖質でも食品によって血糖値上昇のパターンが異なること、食べ方(例えば野菜を先に食べるか)によっても異なること等に加えて、自分の血糖値ピーク時間が変化することも要因の一つです。江部先生のブログに以下の情報がありました。

「東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授の西村理明氏の研究によれば、
1)耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分
2)HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク
3)HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク」
(江部先生の2018/3/1 2017/6/16のブログより引用)

自分の場合にも確かにその通りでした。血糖測定を始めた2017年12月は一時間値より2時間値が高く(HbA1cは9.6-8.6)、2018年2ー3月は、75分あたりが血糖値のピークです(HbA1cは7.3-6.8)。この情報をもっと早く知っていれば迷うこともなかったのですが。

空腹時血糖値を把握する

食後血糖値に加えて空腹時血糖値も下げたいものです。私の場合にはこれに困っています。糖質制限で食後血糖値をコントロールすることは容易ですが(糖質を取らなければ血糖値は上がりませんから)、空腹時血糖値は私の場合にはなかなか改善してくれません。血糖値測定をしながら様子を見ている状態です。
ということで、今現在は
毎食食事前、食後1時間、食後2時間、および就寝前(暁現象をチェックするため)を測定しています。ただし、仕事などで毎日は無理、3食すべては無理の場合も多いという状態ですが、月の1/3程度でも十分傾向はわかります。できる範囲での測定でよいのではないでしょうか。自分のパターンの把握という点ではデータが多いほど良いとは思いますが。

お勧めする測定パターン、回数

①食事毎に食前、食後1時間、食後2時間を測定する。(最初はできれば毎日毎食、現実的はできる範囲で)
②最初は自分の傾向を知るために、食品による違いとか血糖値の上昇加工のパターンを知るために30分単位で、などいろいろやってみるのがおすすめ
③記録は残しておくこと(後で必ず役に立ちます)

*この記事を書いた後、空腹時血糖値は下がらないもの安定しているので、朝だけの測定にして、昼食前、夕食前の測定はしていません。就寝前の血糖値は朝穂と本土変わらないことがわかったのでそれもやめています。
従って、現在(糖尿病発覚6か月)は、朝空腹時、3食の1時間後、2時間後の7回を基本測定パターンにしています。

どこに針を刺すのか(穿刺=針を刺す場所)

最初のころ結構迷いました。指の腹に刺していたのですが、痛いんです。これが。

掌や腕での測定ができる機種が多いとの情報もありますし、最初に購入したON Call EXpressも取説掌や腕での測定も可能とあったので何回かやってみました。確かに痛みは少ないものの測定結果がどうも?の時が多く、指を使っていました。

バーンスタイン医師の書籍(バーンスタイン医師の糖尿病の解決)が大いに参考になったのですが、今回購入したOne Touch ULTRA2のユーザーガイドもわかりやすいと思ったのでこれも使ってベースに説明します。

まず指の場合ですが、One Touch ULTRA2のユーザーガイドではside of your finger(指の腹の横)で採血すると説明されています。

ランセットで血を取る場所-指

バーンスタイン医師の書籍でもほぼ同じ場所が図解されていますが、もう少し爪に近いほうが痛くないです。第一関節に近くまで採血可能です。バーンスタイン医師の書籍では指の頂点の部分も対象にしていますが、頂点に近いと私の場合痛みを感じます。

バーンスタイン医師の書籍(バーンスタイン医師の糖尿病の解決)では、手の背側の爪と第一関節の間、および第一関節と第二関節の間を刺すとの記載があります。「これらの位置の穿刺は、痛みが少なく手掌側で指を刺すよりも血液の流出がよい。手掌側で指を反復穿刺した後に起きるたこはできないであろう」と記載されています。また、「両手の全部の指を使うべきである」とも記載されています。これを私は参考にして採血の苦労が減りました。

私の場合は、side of your finger(指の腹の横)と手の背側の爪と第一関節の間を使っています。第一関節と第二関節の間は深く刺さないと血が出にくく、どの程度がよいのかわからず使っていません。また、親指の手の背側の爪と第一関節の間はうまくいかず、他の指を使っています。

手のひらと腕について、One Touch ULTRA2のユーザーガイドOne Touch ULTRA2のユーザーガイドは、食事や運動の前か2時間以上後に使うように記載してあります。食後の血糖値の変動の測定には使えないということですね。これを知っていれば最初のころに苦労することはなかったと思います。

針を刺す場所-掌と腕

手のひらは痛みはほとんどないですが、血の流出は良くないです。また測定結果も指とは異なるような気がしています。実際に手のひらや腕で測定している方がいらっしゃったら情報提供いただけるとありがたいです。

正しく測定するためのコツ

血の量が少なくエラーになるギリギリだと測定結果に誤差が出ます。機種に依存するのかもしれませんが、On Call Express と One Touch ULTRA2の場合は20位高い数値が出ることが多いです。Contour Next EZの場合は今のところそのような傾向を感じません。しかしいずれにしても血が足るか足りないかのギリギリでの測定は信頼できない可能性があると思っていたほうがよさそうです。
*Accu Chekでもエラーになるギリギリの血量だと、測定結果が安定しないように思います。

測定結果にはある程度の誤差はあります。インスリン注射を行わない2型糖尿病の場合、傾向を見ることが主な目的だと思いますので、一回ごとの測定結果にとらわれず(想定より高いことや低いこともある)平均などの傾向値を見るようにしたほうがよいと思います。予測と異なる結果が出た時にもう一度測定して予測通りだった時にその結果が正しいと解釈するのはよろしくないと面ます。恣意的な都合の良い測定結果になってしまいます。

*2回測定して数字が大きく異なるとどちらの数字が正しいのかわからないので、さらにもう一度以上測定することになります。あれ、っと思っても、誤差があると考え何度も測定し直しすことはしないほうがはトータルとして無駄がないです。

4.ランセット(針)は毎回替えるのか

ネット情報では同じランセット(針)を何回か使ってもよいという意見もあれば、衛生上一回ごとに変えるべきだという意見もあります。私の場合はバーンスタイン医師の見解すなわち、別人と共用するのでなければ、毎回捨てる必要はない、切れなくなったら捨てればよい、月に一回交換するのが目安である、に従うことにしました。キットで購入したランセットがたくさんあるので、現在は1~2週間に一度気が向いたときに替えています。

血糖測定器の使い方は絶対に正しい唯一の方法があるというものではないはずです。今回の記事はあくまで私の使用方法に基づくものです。有効だと思われるノウハウをお持ちの方は教えていただけると幸いです。

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