インスリン抵抗性とその対策

糖尿病の高血糖の原因はインスリン作用であり、インスリン作用不足はインスリン分泌不足とインスリン抵抗性により生じるとされています。

また、

肥満型:インスリン抵抗性が問題
やせ型:インスリン作用不足が問題

であることが多いとされています。

私のインスリン分泌とインスリン抵抗性指標の数値は

インスリン分泌:HOMA-B 43.5(正常値:40-60)
インスリン抵抗性:HOMA-R 2.6(1.6以下で正常、2.5以上でインスリン抵抗性あり)

です。

私は現在182㎝71kgなので、BMIは21.4です。
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)

BMIの目安は以下の通りです。糖尿病発症直前の最も太っていた時でもBMI=24だったので肥満型ではありません。どちらかといえばやせ型と思います。

18.5未満 低体重
18.5以上25未満 普通体重
25以上   肥満

現状は、どちらかといえばやせ型で、インスリン抵抗性の影響が大きい2型糖尿病ということになります。

改めてインスリン抵抗性とその対策について考えてみました。

尚、以下の内容は素人が理解した内容ですので、専門的には問題あるかもしれません。念のため

糖尿病とインスリン抵抗性

糖尿病とはインスリン作用不足により、慢性の高血糖状態を主とする代謝疾患群である。
インスリン分泌不足、またはインスリン抵抗性増大はインスリン作用不足をきたし、血糖値は上昇する
(日本糖尿病学会編・著 「糖尿病治療ガイド」より)

私なりに理解しているのは以下です

食事など→血液中のブドウ糖増加→インスリン分泌

→インスリン+ブドウ糖 → 筋肉や内臓の細胞が血液中のブドウ糖を吸収 → 血糖値が下がる(血糖値を保つ)

*インスリンの分泌が少ないと細胞がブドウ糖を取り込まず血糖値が上昇する
*インスリン抵抗性が強い(血液y中にインスリンがあるのに細胞がブドウ糖を取り込まない)と血糖値が上昇する

2型糖尿病は、インスリン分泌不足、インスリン抵抗性のどちらか、あるいは多くの場合その相互作用で高血糖状態となる。

インスリンの働き

血糖値を下げる効果
身のほぼすべての臓器細胞にブドウ糖をとり込ませる
肝臓からの糖新生を抑制する(貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制する)

体内のエネルギー貯蔵(肥満の促進)
肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進する
脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進、脂肪の分解を抑制する

*エネルギー貯蔵として効率の良い脂肪としてエネルギーを体内にストックします。なのでインスリンは「肥満ホルモン」ともいわれます。

肥満になるのは、インスリンが分泌しているからで、肥満の2型糖尿病患者は肥満の解消でインスリン抵抗性が改善し、糖尿病の改善されることがある、という図式が成り立ちます。

では、私のように肥満でなく、インスリン抵抗性に問題がある場合はどうすればよいのでしょうか。

肥満でない2型糖尿病患者のインスリン抵抗性対策

これまで接してきた糖尿病関連情報から考えられる対策として以下を思いついています。

やせる

皿に体重を落とすこと→内臓脂肪などが減る→インスリン抵抗性が下がることが期待できます。大幅な体重減は別の問題が生じることもあり得ますが、もう少しは体重を落とすことをやってみてもよいかもしれません。

食事療法

脂質制限やVegan

摂取する脂質を減らすことで、内臓脂肪などが減少しインスリン抵抗性の改善が期待できます。
アメリカでは流行っているらしいVegan(どちらかというと菜食中心)も、効果があるという話があります。
これらは脂質のかわりに摂取する糖質の量が増えるので、私は食後高血糖のリスクを考えると今のところやってみる気にはなりません。

糖質制限をさらに徹底する

2型糖尿病の場合、糖質の取りすぎ→インスリン分泌しすぎ→インスリン抵抗性の増大 というサイクルが発生していることがあるようです。
糖質を減らす→インスリン分泌を減らす→インスリン抵抗性が改善する
という流れが期待できます。
これを売らずける事例もゼロではない(例によって江部先生のブログですが)ようですが、たくさんの事例が出ているわけではないので必ずそうなる、とは言えません。

私の場合、インスリンは分泌されているので、膵臓の負担が今でも大きい可能性はあります。膵臓を休ませるためにも糖質制限の継続はやってみてよいと思います。

間欠的ファスティング

朝食を抜くとか朝食昼食を抜く間欠的ファスティングは、脂肪を燃焼し、インスリン抵抗性の改善が期待できます。
糖尿病治療に間欠的ファスティング
これもやってみる候補です。

運動療法

運動の継続により、インスリン抵抗性が改善されると言われています。運動にも有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど)、無酸素運動(筋トレなど)などいろいろあります。
インスリン抵抗性改善にどんな運動がよいのか、絶対にこれ、という正解は今のところなさそうです。これまで接した情報の中では、強度インターバルトレーニングが脂肪燃焼にもよいと言われていますから、インスリン抵抗性改善にも効果があるかもしれません。
継続してできることを見つけて実施したいと思います。

薬物療法

インスリン抵抗性改善の薬もあります。

アクトス(ビオグリタゾン塩酸塩)はインスリン抵抗性の改善薬です。機序はわかりませんが
メトホルミンなどビグアナイド薬は、肝臓での糖新生抑制が主ですが、インスリン感受性の改善にも効果ありとされています。

あまり乗り気になりませんが、次回主治医には相談はしてみようと思います。(ちょっと薬を飲んだだけで劇的改善、ということがないとは言えないので)

当面の方針

これまで10か月はどちらかといえば、食事療法中心に対処してきました。運動もやっていないわけではありませんが、これからは運動にもより重点を置いてみようと思いはじめています。

糖質制限は継続しますが、ここまで10か月15ℊ/食程度の糖質量でしたので、これを継続してもインスリン抵抗性が大きく改善しそうな気がしません。
もしかしたら糖尿病発覚時に比べたらすでに大きく改善しているのかもしれませんが余りそれは期待できないような気がしています。
というのは、空腹時血糖値も1ℊあたりの血糖上昇も改善はしていないからです。3月以降HbA1cも6.0で安定してそれ以上には下がっていません。

改善が期待できるとしたら運動かな、と思います。
間欠的ファスティングもやってみてもよいかもしれません。

自分のために自分ができることをする、が私の方針です。

糖尿病とは一生の付き合いですから、自分が無理せずできること、運動は負荷はあっても気持ちよくやれることを見つけたいものです。

コメント

  1. 匿名 より:

    初めてコメントさせて頂きます。
    糖質制限でインスリン抵抗性が上がり、かえって糖尿病が悪化するという報告が複数上がっているため、それを検索していてたまたまこちらを拝見しました^ ^

    健康管理のために、沢山勉強をされ、それらを実践し努力されているお姿に敬服しますm(_ _)m

    糖質制限については、世界中で広く研究されていますが、未だ安全な方法が解明出来ておらず、沢山の情報の中からご自分にとってベストな方法を模索するのは大変な労力かと思われます。

    糖質を減らしているにも関わらず、HbA1cが思うように改善せず、悩んでおられるようでしたので、何かお役に立てればと思い、コメントさせて頂きます。

    今現在、糖質のエネルギー比率を1日40%以下に抑えると、死亡率、発ガン率、糖尿病の発症率が有意に増加するという統計が出ています。
    特に、糖質を減らした分のカロリーを、肉の動物性たんぱく質で補っている群で顕著なようです。

    肉に含まれるヘム鉄が、過剰摂取により、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を破壊してしまう事、肉の加熱調理によって産生されるAGEsの過剰摂取になってしまう事など、様々な要因が考えられています。

    糖質を減らしたカロリー分を、魚や、大豆などの植物性たんぱく質で補っている群では、死亡率や癌、糖尿病の悪化は見られなかったという報告がありますので、もし良ければご参考になさって下さい。

    こちらは糖尿病学会のガイドラインで、中程にタンパク質の摂取量について書かれています。根拠となる論文も釈注が付いていますので、もし必要でしたらご確認ください。
    http://www.jds.or.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000025_474C323031332D30332E706466

    • ホリデー より:

      匿名様

      貴重な情報をありがとうございます。
      記事にしてコメントさせていただきたいと思います。