スポンサーリンク

糖尿病は治りません、必ず合併症は出ますと医師に言われました

糖尿病の専門でない内科医での診断

最初に糖尿病と診断したかかりつけの内科医(風邪で熱が出たときとかインフルエンザの予防接種のときに行きます)は、308という血糖値の数値を見て「糖尿病だね、くす血を出すから2週間後にまた来て」としか言いませんでした。「インスリンを打つようになるのですか」と聞くとうなずきました。ちょっと呆然としながら私が次の質問をしようとしたとき、医師は「はい」と言って検査結果の用紙を私に手渡し話を打ち切りました。これではだめだな、と感じて専門医を受診しました。
薬はネシーナでした。

糖尿病専門医の初受診

「初めてですから詳しく話をききましょう」と言われたので、これは話を聞いてもらえるのか、と思ったのですが、PCの画面を見ながら次々と質問し、キーボードで入力するの繰り返しで、人間と話している感じはしませんでした。持参した血液検査の結果を見た後で、
「糖尿病は治りません、必ず合併症は出ます。ひどい場合は網膜症で失明したり、壊疽で足を切断したり、脳梗塞や心筋梗塞もあります。糖尿病の人は普通の人の30倍以上心筋梗塞の発症率は高いです。あなたの場合喫煙歴があるからさらに高くなります。糖尿病の治療とは、足の切断とか失明に至らずに生涯を終えるようにすることです。」ときつく言われました。恫喝に近いと感じました。
「江部先生のブログを見て糖質制限をやってみようと思うのですが」と私が恐る恐るいうと、「江部先生のは極端です。日本糖尿病学会では認めていません。短期的にはいいかもしれないが、ヨーロッパの研究ではリバウンドが大きいというのもあります」と厳しく言われたので「ああ、そうですか」とだけ返答しました。
妻と一緒に栄養指導を受けること、一か月後の来院、を支持され診察は終わりました。
薬はネシーナでした。
帰宅後、妻に「人の顔を見ずPCだけ見て質問してきて感じ悪かった」というと、医者はそんなものだろう、と言っておりました。糖質制限のことについては、「ということはリバウンドしなければいいということなんじゃないの」と言っておりました。

厳しい態度で接する医師の対応について感じたこと

「日本の糖尿病治療の医療現場の多くでは、悪い状態になった患者をまず叱りとばし、反省を促すことを重視するのだという」(『糖尿病治療の深い闇』桐山秀樹 東洋経済新報社 2011 より)
ということなのかもしれません。
確かに2回目以降は、医師は口調も態度も穏やかに接してくれています。

患者としては情報は真摯に受け止めるが医師の態度は気にしない、という受け止め方が必要なようです。

コンサルタントの視点で考えてみました

しかし、恫喝するような医師の態度は間違っていると思います。このような態度に強く反発を感じつ人は通院の足が遠のくでしょう。また、委縮しすぎる人(叱られることに過敏な人)も同様です。医師の態度が通院を阻害する要因になっていることもあるのではないでしょうか。誰でも医者に楽しいことではありません。まして、「また先生に叱られるのだろうな、いやな思いをさせられるのだろうな」というストレスの大きさから通院しなくなることは起こっているような気がします。もしそうであれば、糖尿病の治療を阻む要因の一つは医師の患者を叱り飛ばす態度である、という仮説も考えられそうです。
多くのビジネスではリピーターの獲得が重要です。しかし糖尿病治療ではそれが保証されているビジネスです。何せ一生治らない=一度通院し出せせば長期間通院する、かつ投薬が増えるなど医療費がどんどん高くなる=ビジネスとしては収益が増える、という図式なので、来院した全員が通院してくれなくても一定数の患者を確保できれば十分に経営が成り立つことになります。叱り飛ばすことからスタートできるのはそんなことも影響しているのかもしれません。
話が脱線していますが、患者の人権の尊厳、対等な人間として接することということがどういうことなのか医師にはしっかり考えてもらいたいものです。ついでに、傾聴とか、カウンセリングとかコーチングとか、人と接するサービス業として必要なスキルも学んでほしいものです。
医療関係者が多くがサービス業という意識はないのでしょうね。という私も患者として医師の権威に圧倒されていますが。

ブログランキングに参加中です。よかったらクリックして応援してください。
にほんブログ村 病気ブログ 2型糖尿病へ
にほんブログ村

糖尿病治療経過・実績
薬いらずの糖尿病治療

コメント

  1. ピスタチオ より:

    ホリデーさんこんにちは。
    早速コメント失礼します。

    最初のかかりつけの医師の態度は酷いと思います。
    患者を見下して蔑ろにしている態度ですね。これは宜しくない。
    大きい病院では、医師も最近は接遇態度がしつこく指導されるようになっています。

    まず医師が患者さんに挨拶をする事、
    患者さんを一人の人間として尊重する事、
    患者さんの目を見て話す事、
    病態と治療方針、予後について、患者さんが納得できるまできちんと説明する事、
    その上で、患者さんには率直に、積極的に治療の希望を伝えて頂き、医師と相談しながら患者さん自身が治療方針を選択出来る事

    といった事です。
    医院の開業、経営というのは決して安泰ではなく、地域の患者さんの信頼を得られなければ、いとも簡単に潰れます。

    クリニックでも、大きな病院から出て開業した比較的若い先生では、接遇がなっており、患者さんへの尊厳をきちんと持っている医師が多いように感じます。

    医院の経営には、医師の腕も大切ですが、今は医師の接遇態度が悪ければ、患者は集まらないでしょう。医師やスタッフの接遇の悪いクリニックは長くは持たないと思います。

    クリニックは、診察と、内服薬の処方、注射といった医療点数の低い業務が多いため、積極的に患者を集める工夫をしなければ、黒字経営は難しいです。
    決して、生涯通ってくれる糖尿病患者を数名抱えるだけでは全く商売になりません。
    そして、糖尿病患者はだんだん悪化する人もいますが、寛解して薬要らずになる人も沢山いますので、患者に倦厭されるようでは医院の存在は危ういです。

    最初の医師も、次の専門医も、ホリデーさんに今の状態を的確に説明し、今後の予後、必要な治療をきちんと説明する義務がありました。
    また、ホリデーさんの希望される治療方針についても、理由を聞き、また糖尿病学会では何故今現在極度の糖質制限を推奨していないのかをもっと丁寧に説明するべきでした。

    糖尿病専門医の、恫喝と感じられた言い方ですが、あれも伝え方を考えなければいけませんね。
    ホリデーさんのように、ご自身でよく勉強され、真摯に病気の重大さを受け止めていらっしゃる方なら良いのですが、大概の生活習慣病の患者さんは、何故血糖値が高いといけないのかを理解していません。なので、最初に糖尿病が何故どのように悪くて、きちんと治療しないと将来どうなるか、というのを説明してしまうので、言い方を気をつけないと、脅された、と受け止められてしまいます。

    自分も、なるべく柔らかい態度で、表現に気をつけながら説明するようにしているのですが、それでもやはり、脅された、と感じる方はいらっしゃいます。まあ、本当にそれだけ怖い病気なので、それを分かって頂くための説明なので、それが伝われば成功なのですが、難しいです。
    重大さを認識してもらえなければ、本人にとってはしんどい食事管理、運動、必要な人は服薬管理を継続出来ませんから、医師も危機感を持ってもらえるように頑張る訳です。

    でも、叱り飛ばしたり、高圧的な態度で説明するのは良くないと思います。おっしゃる通り、医療不信や病院離れに繋がり、本末転倒になります。。

    >糖尿病は治りません、必ず合併症は出ます。

    というのは、糖尿病は一度発症すると、膵臓の細胞は発症前の状態に戻らないとされているので、一生治らないという表現をします。
    ただ、高血糖にならない状態を維持出来るようになる人も大勢いて、薬も不要になり、一見治ったように見える人も沢山います。それについては膵臓の細胞が回復した訳ではなく、症状が抑えられている状態なので、寛解と表現します。

    合併症ですが、必ず重大な合併症が起こる訳ではありません。
    血糖値のコントロールが良ければ、生涯無症状で終わる人もいます。
    糖尿病と判明した時で、大なり小なり動脈硬化は進行していますので、合併症0という事はないので、そのような説明をしたのだと思います。

    糖尿病学会のガイドラインについても、ホリデーさんは後からのブログで、「日本糖尿病学会は、糖尿病は必ず合併症が生じる事を前提に書いているようだ」と書かれていますが、つまりはそういう事(糖尿病が判明した時点で既に合併症は起きている)だからです。
    なので、治療は合併症の進行を抑える事が目的、といった表現になります。
    今の標準治療だと必ず重大な合併症が起きるという意味ではありません。

    >日本糖尿病学会では認めていません。

    その理由は、簡単に言うと、統計的に、糖質を極度に制限した生活を1年以上継続した人々の寿命や健康状態が、従来の食事バランスの人々に比べて、良くない傾向にあるからです。

    統計は有意差の出し方や、被験者のバックグラウンドによるバイアスなどが関係して、あまりあてにならない、と考える方もいらっしゃいますが、医療は個別の症例報告だけでは根拠に乏しく、沢山の統計データによるエビデンスありきになりますので、安全な方法が今一はっきりしないメソッドについては、「責任を持てない」ので標準治療として患者に提供出来ないのです。

    しかし、患者さんが糖質制限という方法を希望され、予期せぬ疾病を発症したり、病状の悪化に繋がったとしても自己責任で試してみたい、とおっしゃるのであれば、それを行う事は可能です。(駄目という医師もいるかもしれませんが、基本駄目ではないです。)

    現在の糖尿病の治療の主軸は、食事管理と運動であり、薬は補助的なもので、出来るだけ薬を使わずに済む事が望まれます。
    なので、糖質制限が糖尿病治療に効果てき面であれば、学会的には万々歳な訳で、糖質制限について世界中で大規模に様々な研究が行われましたが、どうも統計的に予後が良くありませんでした。
    糖質制限でも、脂質とタンパク質の食べるバランスや、食べる食材によっては、良い方法があるかもしれないと、今現在も栄養の比率を変えたり、脂質の種類、タンパク質の種類など細かく条件を変えて、実は良い方法があるのではないかと、様々な方法が研究されています。

    糖質制限が学会にとって都合が悪いから、結果の悪い論文を集めている訳ではなく、むしろ糖質制限で糖尿病治療に効果てき面なやり方が見つかってほしいから、今でも様々な研究が続けられているのです。
    なので、最近は糖質制限でも、統計的に予後が悪化しない食べ方も見つかってきています。

    今現在は、まだ研究段階で、この糖質制限のやり方なら将来的にも健康を維持できる、というエビデンスのあるメソッドが見つかっていません。
    (研究によって改良を重ねた標準治療で、糖尿病患者の寿命は年々伸びていますが、闇雲に糖質制限をして、かえって寿命を縮めてしまっては、本末転倒ですからね。)

    正規の糖尿病専門医が、患者に江部医師の提唱するような糖質制限を推奨できないのはその為で、不確かな状態で糖質制限を試す事は、人体実験でしかなく、治療ではないからです。

    糖質制限で効果が出たら、薬が売れなくなるから糖質制限を認めないのではないか、という憶測ですが、いくら糖質制限が効果てき面でも、ホリデーさんのように真面目な患者は少数派です。
    真面目な患者さんは、現在の標準治療でも改善します。
    しかし多くの患者は、甘いものの我慢や食事量の管理も運動も出来ないので、結局薬の売り上げは大して変わらないのです。
    でも、効果的で安全な糖質制限の方法が見つかり、真面目な患者さんが、より短期間で改善し、予後が劇的に良くなる方法が見つかれば、素晴らしい事です。

    今の日本では、医療費が逼迫しており、とにかく内服薬も極力減らす事、病気を未然に防ぐ事、重症化を防ぐ事が求められています。

    医師も不足していますから、患者は少しでも減った方が良い。
    患者が減ってくれれば、医師を増やす必要もなく、医師の給与水準も低下せずに済みます。

    また、糖尿病治療の内服薬処方やインスリン自己注射の処方というのは、医師からしても医療点数が低く、利用者が減っても大きな打撃にはなりません。
    また、国としてもむしろ、そういった細々としたものはどんどん減らして、最先端の抗がん剤治療、先進医療など、人々に必要だが莫大な費用がかかる医療に対して保険を適応できる医療費を捻出したいのです。

    >短期的にはいいかもしれないが、ヨーロッパの研究ではリバウンドが大きいというのもあります」
    >「ということはリバウンドしなければいいということなんじゃないの」

    短期的には、統計結果として、体重が劇的に減ったという顕著な減量効果や、血糖値の数値が改善したという報告も上がっています。
    が、1年以上になると、単にリバウンドして元々の体重より体重増加してしまったという報告もありますが、それだけでなく、先述したように、寿命が短縮したり、動脈硬化の進行がかえって早まり、早いうちに心疾患を発症してしまう傾向が見られた事もあり、安全性が不確かなため今は標準治療になっていない、という事です。

    短期間なら効果的な可能性がありますが、具体的に何ヶ月以内なら安全なのかも統計的に今一分かっていないので、標準治療として組み込む事が出来ないのです。

    長くなってしまったので、今日はこの位にします。失礼しました。

  2. しらねのぞるば より:

    ピスタチオ 様;

    > 糖質制限について世界中で大規模に様々な研究が行われましたが、どうも統計的に予後が良くありませんでした。

    これはどの文献のことを仰っておられるのでしょうか? 下記のいずれか、あるいは両方でしょうか?

    Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study
    https://www.bmj.com/content/344/bmj.e4026

    Low-Carbohydrate Diets and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies
    https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0055030

    > 短期的には、統計結果として、体重が劇的に減ったという顕著な減量効果や、
    > 血糖値の数値が改善したという報告も上がっています。
    > が、1年以上になると、単にリバウンドして元々の体重より体重増加してしまった

    これも思い当たる文献がみあたりませんでしたので、できればご教示願えないでしょうか?

    DIRECT試験のことかと思ったのですが,

    Weight Loss with a Low-Carbohydrate, Mediterranean, or Low-Fat Diet
    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa0708681

    たしかに2年を経過した時点で 多少リバウンドしましたが、
    それは他の食事療法(高糖質低脂質食、地中海食)も同様。低糖質食だけがリバウンドしたのではありません。
    しかもその後4年間のフォロー、つまり合計6年後でも、

    Four-Year Follow-up after Two-Year Dietary Interventions
    https://blogs.uoregon.edu/annie/files/2015/03/Schwarzfuchs_2012-1vknrxe.pdf

    ほぼ元の体重に戻ったものは高糖質低脂質食であり、
    低糖質食と地中海食は依然として初期より低い体重を維持しており、
    いずれにせよ「元々の体重より体重増加」はしていないので、これではないと思うのですが。